「白髪染めで明るくしたい」は老け見え確定!?

こんにちは!Sunnyです。

今回は少しショッキングなタイトルで申し訳ないのですが「髪を明るくすると老けて見えてしまう」というテーマでお話していきます。

明るくしたいというお声がが比較的多いのですが、「見ため年齢-5歳」できるかどうかという観点では、実は逆効果になる場合が多いです。

ただし、大前提「人によって差がある」ということはご理解いただいたうえでお読みいただけると幸いです。

その人のキャラクターやお好み、個性によって大きく印象が異なりますので、あくまでも老け見えする事例としてお考え下さい。

40代~50代は明るさよりも“艶”が大事な5つの理由


はじめに

「若く見える人」と「老けて見える人」。
その差を生み出しているのは、実は“髪の艶”です。

白髪が気になり始める40代では、「明るくした方が白髪が目立たない」「若いコみたいに明るくした方が若返る」と感じる人が多いですが、明るさを優先しすぎると艶を失い、結果的に老けて見えることも。
本記事では、データに基づきながら「なぜ艶を優先すべきなのか」を、5つの理由で解説します。

60代以降の場合は、明るい髪の方が活発な印象でハツラツとしてていい、と言われることもあります。今回は40~50代向けの内容となります。


若見えには「肌と髪の質感」

「人はどこを見て年齢を想像するのか?」
この問いに対し、複数の美容調査やアンケートを参考にまとめると、以下のような傾向が見えてきます。
(※複数の国内調査データを基にした推定レンジです)

順位見られる部位/要素「ここで年齢を感じる」と答えた人の割合(Yes回答)
1位お肌(シミ・ハリ・くすみ)約70〜90%
2位髪の艶・質感(パサつき・まとまり)約60〜80%
3位目元の印象(まぶた・クマ・小ジワ)約40〜60%
4位首・デコルテのハリ約25〜40%
5位手・指先(乾燥・血管・シワ)約10〜25%


このデータから分かるように、髪の艶は「肌」と並ぶほど見た目年齢に影響する要素です。
つまり、肌が整っていても髪がパサついていれば、実年齢よりも老けて見える可能性が高いということ。

だからこそ、40代以降のヘアカラーでは「明るさ」よりも「艶」を最優先に考えるべきなのです。


① 明るさはダメージと隣り合わせ

白髪染めで明るくするほど、脱色やキューティクル膨潤によるダメージが増え、髪の表面が乱れます。さらに、白髪と黒い髪の色の差が必ず出ます。

(黒い髪→茶色 白髪→金髪っぽく見える)
すると光が均一に反射せず、“ツヤのない明るさ”=老け見えにつながります。


② 肌映えとのバランスが崩れる

明るく見せたい場合でも、内部補修トリートメントヘアオイルを併用して艶を守ることが大切です。

高明度の髪色は肌の黄みやくすみを強調します。
特に40代以降は血色が落ちやすく、明るくしすぎると顔色が悪く見えることも。

髪が明るいことで明暗の差が出るため、しわやシミなどの暗いトーンになるところが目立ってしまいます。

逆に、6〜7トーンの艶ブラウンなど中明度の色味は、肌の血色を引き立て、清潔感と上品さを両立できます。


③ 光の反射=若見えの正体

髪の艶は「鏡面反射」によるもの。
キューティクルが整った髪は光をスッと流し、**“面で輝く艶”**を生みます。

髪の色が暗めの方が白髪と黒髪の差が出にくいため、色ムラが減少し、光の反射が良くなります。
しかし明るい白髪染めは、髪色にムラも出やすいため、光が乱反射して艶が無いように見えます。

若見えに必要なのは、明度よりも光をきれいに反射できる構造です。

ですので、くせ毛がある方も髪の面が整いにくく艶が出にくいので、ストレートなどをかけて面を整えると艶が出やすいです。この場合は「髪は傷んでいても面が整い艶が出るのできれいに見える」ということです。

髪のダメージレベルと見た目のキレイさは考え方が違いますので、この話は機会があれば別で投稿しますね。


④ 明るい髪ほど色落ちが早い

白髪染めを明るくすると、そもそもそこまで染まらないということに加えて、色素定着が弱くなり褪色スピードが早まります
褪色すると黄ばみ・赤みが強まり、艶を感じにくくなります。

艶を守るには、

  • カラー直後の、「酵素×残留除去」などの後処理
  • 低刺激シャンプー
  • 定期的なトリートメント
  • そもそも傷ませない
  • くせ毛の方は表面をアイロンなどで整える
    を習慣化することが重要です。

⑤ それでも明るくしたい場合は、、、

白髪ぼかしハイライト

白髪をぼかすように細かい筋状のハイライトを入れる方法。
全体を明るくするよりダメージが少なく、立体感と明るさがでます。

ただし、ヘアケアと毎日のスタイリングは必須です。ハイライトはおしゃれなムラ染めと言われていますので、艶を出せないと“生活感・ヤンキー感”が出るリスク大です。

元々の髪質が直毛でおさまりやすい方であればおススメです。

※Sunnyではブリーチの取り扱いがないので施術できかねます。

ハイライトのデメリット
  • 次回施術するときに全く同じ仕上がりにできない
  • 白髪染め歴がある髪に施術すると明るくなりにくく、褪色してパサついて見えるだけになる場合がある
  • スジっぽく入れることが多いが、人の目を惹くので逆に白髪がバレる可能性がある

などがあるので、白髪をぼかしたいというより華やかなデザインが好きな方でなければデメリットの方が大きい。

早いサイクルで明るめの白髪染め&トリートメントをする

色が抜ける前に全体染めを繰り返せば艶は維持できます。2~4週間サイクルなら色は保てます。

しかし、いくらトリートメントをしてもそれだけ頻繁にカラーをするのは髪や頭皮のダメージが積み重ねられるのでおススメできません、、、

全部ブリーチで明るくしておしゃれ感を出す

白に近いくらいのブリーチであれば逆におしゃれ感があっていいと思います。
パサつきは出てしまうので、徹底したケアとスタイリングでの艶出しが必須です。

大人世代は半端に明るいブラウンよりは、とことん明るくすることで「独自の世界観のありそうな雰囲気」を出すことができます。ファッションと世界観を合わせると若見えします。

ただし、髪の毛が細くなってきた方は切れ毛が増えるので要注意です。

※Sunnyではブリーチの取り扱いがないので施術できかねます。

トリートメント&ホームケア&スタイリングは必須

明るい髪を美しく見せるには「艶を作る努力」が欠かせません。

  • 集中補修トリートメント
  • ドライ前のオイル・ミルク
  • 中温ドライヤー
  • ツヤ出しスプレー
    などを徹底し、日常的に“光を味方につける”意識が大切です。

Sunnyが“落ち着いた髪色”を提案する理由

Hair Salon Sunnyでは、「艶を最大限に活かす色設計」を重視しています。
それは、明るさを追いすぎた結果ツヤを失うと、どんなに流行色でも老け見えしてしまうからです。

落ち着いたトーンでも艶が出るトリートメントをすることで、顔映え・若見え・上品さをすべて両立できます。
“年齢を重ねても髪から若く見える”──そのための提案を、Sunnyはこれからも発信していきます。


さいごに

いかがでしたか?周りからの印象も大切ですが、最終的にはご自身が納得できるというか、毎日楽しく暮らせる髪色にすることが大切だと思っています。

「周りの印象は良かったけど、なんかしっくりこない」

ということはあります。

そのあたりも踏まえて、今後の髪色選びの参考になれば幸いです。

「少しでも若く見える髪にしたい」「流行よりも世代に合った提案をしてほしい」そんな悩みをお持ちなら、ぜひ一度ご相談ください。

ヘアケアは継続が必須です。一度の施術で完璧になることはありません。時間をかけてしっかりサポートさせていただきます。

Hair Salon Sunny(名古屋市中川区・あま市)で“見た目年齢-5歳”を体験してみませんか?

ご予約お待ちしております。